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国際社会を支える人財の育成

人口減少に伴う内需の縮小は持続的な成長を妨げ、日本の国際競争力を低下させる要因の一つです。日本の明るい未来を創り上げるには、国際社会で活躍できる人財育成が重要な要素であると考えます。私は昨年、2024  JCI  ASPACアンコール大会をきっかけに、カンボジアの歴史や異文化に触れる機会をいただきました。エクスカーションで訪れた貧しい村では、冷蔵庫がなく、その日に使う食材は全て市場で調達することが当たり前。街に出ると、小学校低学年の子供が夜な夜な商品を観光客に売っている姿も見受けられました。この経験より、日本の当たり前が海外では当たり前でないことや、日本がいかに素晴らしい国かを再認識できました。また、カンボジアのポル・ポト政権がもたらした内戦の悲劇を調べる中で、世界で現在起こっている争いごとにも関心が沸きました。海外の異文化に触れる機会の提供は、日本と海外との比較を通して自国を知ることにもなりますし、海外のニュースや歴史への好奇心を醸成します。このように、国際的な視野を広げる活動こそ、今後世界で活躍する人財育成の根幹です。